顧客保護 - 財務及び顧客資産保全

Strength and Security

財務及び顧客資産保全

顧客保護

インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(IBSJ)の顧客保護について


IBSJは、お客様の資産を保護しています。IBSJは、顧客が保有する資金および有価証券の金額を日々計算し、指定の信託銀行口座で分別管理をしています。

IBSJは、顧客資金がIBSJの自己資金から適切に分離されていることを確認するため、顧客資金の照合を毎日行っています。顧客所有の有価証券は、顧客専用口座として特定された預託機関およびカストディアンの口座で保管されます。IBSJは、顧客が所有する有価証券のポジションを毎日照合し、これらの有価証券が預託機関および保管機関に預託されていることを確認しています。


IBSJは、顧客口座にリアルタイム・リスク証拠金を適用します。顧客が保有する未決済ポジションのリスクをカバーするために必要な資産が不足していると判断された場合、IBSJは顧客のポジションをリアルタイムでリクイデーション(強制決済)し、口座が十分に証拠金を満たす状況に戻します。

IBSJのリアルタイムのリスク証拠金とリクイデーションは、他の顧客の取引に起因する損失に対する顧客のエクスポージャーを最小限に抑え、顧客の損失がIBSJに与えるリスクを最小限に抑えます。


IBSJと取引するもう一つの利点は、IBSJは自己ポジションを持たないことです。IBSJを含むIBグループはディレクショナル・ベットを行わず、システマティック・インターナイザーでの顧客取引を促進します。IBグループは、特定のOTC商品での顧客取引を促進するためにのみ、自己ポジションを保有しています。過去20年間で最も重要な2つの倒産(リーマン・ブラザーズ及びMFグローバル)は、自己ポジションから発生したリスクが原因でした。

IBSJは自己取引を行わないため、IBSJが倒産し、顧客の資金が拘束されるリスクは大幅に軽減されています。


インタラクティブ・ブローカーズ証券 顧客口座保護について


お客様が証券会社に預託する有価証券(外国証券を含む)および現金(先物、オプション、CFD取引の証拠金を含む)は「顧客資産」とみなされ、金融商品取引法により、証券会社自身が日本国内で保有する有価証券や金銭とは明確に区分することが義務付けられています。お客様からお預かりした顧客資産(有価証券や現金)は、金融商品取引法に基づいて、個別に管理されます。なお、先物、オプション、CFD取引の未決済建玉は、分別管理の対象外です。

当社では、当社が保有する「顧客の有価証券」と「自己勘定の有価証券等」の保管場所を明確に区分し、お客様の有価証券については、どのお客様がどの有価証券を保有しているかを即時に判別できるように管理しております。当社に預託されている現金の総額から、当社が購入等のために立替えた現金のうち、当社が破綻した場合の返還額の計算上差し引くことができる金額を差し引いた金額(「顧客の分別金」)は、当社が指定する信託銀行に保管されています。外貨建ての現金につきましては、日本円での相当額を当社指定の信託銀行に預けております。

お客様からお預かりした有価証券は、サードパーティ(証券保管振替機構、外国証券の場合には現地の証券保管振替機構)に保管されます。サードパーティに預託された有価証券は分別保管されています。

当社は日本で第一種金融商品取引業を営む証券会社として、日本投資者保護基金に加入しております。日本投資者保護基金は、金融商品取引業者の倒産等により顧客から預かった有価証券や現金の返還が困難になった場合に、投資者の保護を目的として、顧客に対して金銭の補償を行う基金です。

詳細は、日本投資者保護基金のウェブサイトを御覧ください。

インタラクティブ・ブローカーズ・グループの事業継続計画

適用法令に基づき、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(以下「IBKR」)は、将来発生し得る重大な事業中断(以下「SBD」)の可能性に迅速に対応するために、事業継続計画(以下「BCP」)を策定しました。この計画は、様々な範囲のSBDの影響を軽減または排除するように設計されています。

IBKRのBCPは、重要なシステムおよび機能を特定し、SBDが発生した場合に顧客の資金および口座への迅速なアクセスが顧客に提供される手段を決定するために、リスクベースアプローチを用いて策定されました。さらに、この計画には、システム中断による潜在的な悪影響を最小限に抑えるため、システム・インフラストラクチャー内で実施される復元力および冗長性コントロールについて示されています。

IBKRのBCPは、障害が発生してから24時間以内に、顧客の資金およびポジションを管理するシステムへのアクセスを回復するように設計されていますが、回復に要する時間は、障害の性質、障害が発生した特定のサービス、またはIBKRの管理が及ばない要因によって異なる場合があります。

IBKRのBCPの主要な要素については、BCPディスクロージャーをご確認ください。

ご留意事項

インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(IBSJ)は、米国証券取引委員会の認可を受け、米国証券投資家保護公社(SIPC)の会員である米国の関連会社、インタラクティブ・ブローカーズ・エルエルシー(IBLLC)にお客様の証券ポジションの一部を預けています。お客様の証券がIBLLCで保管されている限り、それらはSIPCによって保護され、最大補償額はUSD500,000、およびIBLLCのロンドンのロイズにある特定の引受業者とのSIPC保護超過分をカバーする保険により、最高3,000万ドルの追加補償を受けられます。先物および先物オプションは対象外となります。この補償は、ブローカー・ディーラーの破綻に対する保護を提供するものであり、証券の市場価値の損失に対する保護を提供するものではありません。万が一、IBLLCの破綻によりSIPCの倒産手続きに申し立てを行う必要が生じた場合は、インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社(IBSJ)がお客様に代わって申し立てを行います。