バランスインパクト・リスク アルゴ

使用目的

オプション取引によるマーケットインパクトと、注文の時間軸における価格変動リスクのバランスをとることを目的とします。この戦略は、ユーザーが指定したリスク回避のレベルを考慮し、ユーザーが定義した目標出来高比率とともに、執行のペースを定義します。


ユーザー入力

  • 1日あたりの平均出来高の最大割合
  • 緊急度/リスク回避レベル
    • Get Done(至急)
    • Aggresive(急ぎ)
    • Neutral(普通)
    • Passive(不急)
  • EOD(通常取引時間終了)までに完了を試みるチェックボックス

重要点

  • 定義した最大パーセンテージは、原資産のオプション市場全体の1日の総オプション取引量のパーセンテージとなります。
  • 取引緊急度は、注文が1日に送信されるペースを決定します。
  • 緊急度が高いほど、注文はより迅速に執行され、マーケット・インパクトが大きくなり、緊急度が低いほど、注文は時間をかけて執行され、マーケット・インパクトは小さくなります。
  • アルゴはランダム化機能を使用してアルゴが走っていることを隠し続け、デフォルト設定では常に迅速な執行を行おうとすることに注意してください。緊急度/リスク回避の選択は、注文のサイズによって決定されます。これは、1日の平均出来高の高い割合に影響を与える注文向けに設計されており、小規模な注文ではそのメカニズムが重要でない場合があります。
  • 「 Attempt Completion by End of Day(通常取引時間終了までの完了を試みる」にチェックが入っている場合、今日中に注文を完了させるよう試みます。ただし、夜間に価格が変動するリスクが、今日中に注文をすべて執行することによる追加コストよりも低い場合は、注文の一部を未執行とすることがあります。
  • 米国株式オプションとインデックス・オプションで利用可能です。
取扱商品一覧 利用可能銘柄 ルーティング TWS
オプション 米国商品 スマート 属性
米国外商品 ダイレクト 注文タイプ
IBアルゴ 有効期限
IBアルゴ
ユーザーガイドを開く

ご留意事項:

右上の表は、この注文タイプの特徴の概要となります。チェックされた項目は、何らかの組み合わせで適用されますが、他のすべてのチェックされた項目と必ずしも連動するわけではありません。例えばオプションと株式、米国と米国外、スマートルーティングとダイレクトルーティングのすべてにチェックが入っている場合、米国と米国外のすべてのスマートルーティング又はダイレクトルーティングされる株式が、必ずしもこの注文タイプに対応しているということではありません。米国株の場合はスマートルーティング、米国以外の株の場合はダイレクトルーティング、米国オプションの場合はスマートルーティングのみでこの注文タイプが使用できる場合もあります。