アライバル・プライス・アルゴ

使用目的


このアルゴリズム注文は、注文の期間中、注文が発注された時点の買気配/売気配のミッドポイントで約定をめざす注文タイプです。アライバル・プライス・アルゴは、1日の平均出来高に大きく影響を与える注文として気づかれないようにするために設計されています。注文執行のペースは、ユーザーによって設定されたリスク回避レベルと、ユーザーによって設定された1日の平均出来高の目標パーセンテージによって決まります。緊急度が高いほど注文は早く執行されますが、マーケットへの影響は大きくなります。緊急度を低く設定すると、マーケットへの影響は軽減され、注文期間が長くなる可能性があります。ユーザーは、ADVの最大パーセントを1~50%の範囲で設定できます。注文入力画面では、注文の全量を満たしたかどうかにかかわらず、注文の開始と終了のタイミングを決定することができます。 「(Allow Trading Past End Time (終了時刻を過ぎても取引を許可する)」のチェックボックスにチェックをすると、アルゴは注文の残りの部分を執行するために、指定された終了時刻を過ぎても有効となります。

ご留意事項:

右上の表は、この注文タイプの特徴の概要となります。チェックされた項目は、何らかの組み合わせで適用されますが、他のすべてのチェックされた項目と必ずしも連動するわけではありません。例えばオプションと株式、米国と米国外、スマートルーティングとダイレクトルーティングのすべてにチェックが入っている場合、米国と米国外のすべてのスマートルーティング又はダイレクトルーティングされる株式が、必ずしもこの注文タイプに対応しているということではありません。米国株の場合はスマートルーティング、米国以外の株の場合はダイレクトルーティング、米国オプションの場合はスマートルーティングのみでこの注文タイプが使用できる場合もあります。


取扱商品一覧 利用可能銘柄 ルーティング TWS
CFD 米国商品 スマート 属性
株式 米国外商品 ダイレクト 注文タイプ
Forex IBアルゴ 有効期限
IBアルゴ
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取引例


売気配をクリックして買注文を設定し、SMARTとなっている送信先の項目をクリックし、ドロップダウンよりIB Algoを選択します。アルゴのドロップダウンメニューから、注文タイプとしてArrival Price(アライバル・プライス)を選択し、その他の入力項目に入力を行います。注文が株価に影響を与えることを懸念する場合、[Max Percentage]の項目に1~50%の値を入力することで、注文の送信ペースを制限することができます。緊急性/リスク回避のドロップダウンメニューには、「Neutral(普通)」、「Aggressive(急ぎ)」、「Passive(不急)」、「Get Done(至急)」の4つの選択肢があります。

価格は発注時間の関数である一方、株式数を入力することを忘れないでください。開始時刻と終了時刻を入力し、終了時刻を過ぎての取引を許可するか、取引時間終了までに完了を試みるかを選択する、または空白にすることができます。

非米国:取引ボリューム変動型の欧州株で利用可能です。

IDEALPROにルーティングされた主要通貨ペアで利用可能です。



追加の注意点:


  • 「Allow Trading Past End Time(終了時刻を過ぎても取引を許可する)」のチェックボックスにチェックされている場合、当日中に注文を完了させることを試みます。ただし、夜間に価格が変動するリスクが、今日中に注文をすべて執行することによる追加コストよりも低い場合は、注文の一部を未執行とすることがあります。
  • NYSE、AMEX、Nasdaqで取引される米国株式、取引ボリューム変動型び手数料体系のもと取引される欧州株式、およびIDEALPROにルーティングされる主要通貨ペアの取引でご利用いただけます。
  • Get Done(至急)は、Aggressive(急ぎ)よりも積極的な戦略です。また、Neutral(普通)はPassive(不急)よりも若干積極的な戦略です。
アライバル・プライス・アルゴ